チューリッヒ滞在記録 日記
2008年7月
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7月1日(火)
夕立
今日は例のドイツ語の文書を詳しく読み直してました。
非常に面白かったので、夢中でドイツ語を調べながら午前中を過ごしました。

午後は文書をくれた同僚のオフィスに出向いて、少々質問をしてきました。
しかしながら、自分の担当パート以外はよくわからないようです。
日本と比べて、学生・研究員の専門色が強そうな印象を受けました。
まあ日本でも、他の人の研究テーマを紹介してみてと言われて、
数分以上説明できる人は少ない気がしますが・・・。

夜は同僚と飲みに行き、帰りに夕立に降られました・・・。
日本もスイスも夕立は夕立。ざんざか降りでした。
帰りしな、明日雨だったら傘買わないとなあと思ったのですが、
よく考えると傘はどこでも手に入るわけではありません。

日本では市街地なら50 mも行かないうちに傘を購入できますが、
こちらでは大きなスーパーやデパートにしか傘を置いていません。
さあどうしよう・・・。

7月2日(水)
スイスのお天気
今日は結局晴天に恵まれ、傘は必要ありませんでした。
しかし暑い・・・。

こっちの暑さはからっとしているぶん楽です。
特に、陰や建物の中はひんやりとしています。
夜になっても、どこに逃れようともムシムシ暑い日本の暑さとは違います。
アパートにもオフィスにも冷房はありませんが、まあ耐えられそうです。
特に日本で住んでいるアパートと比べれば天国じゃ〜。

最高気温が何度まで上がるか聞いてみたのですが、
大体35℃くらいまでということでした。
もう少し南に行くと、38〜40℃くらいまで上がることがあるようです。

当分ドイツ語の新聞を見てもお天気欄くらいしか見ないので、
お天気ワードに詳しくなりそうです。

ちなみに傘は、傘屋がどこにあるか聞いて、
安物(格安!!)の折りたたみ傘を今日の帰りに購入しました。

7月3日(木)
スイスの言語
今日は昼食時に日本語について色々と聞かれました。
日本から持ってきたバスカードを見せて、
「ひらがなとカタカナと漢字があって、こんな風に三種類を混ぜて使うんだ」
と説明すると、
「漢字や仮名の使い分けには何か法則があるのか?」
「どのくらい漢字があるんだ?」
「どのくらい国語の勉強するんだ?」
と質問の集中砲火をくらいました。
話してみると、どうも我々は彼らにとって驚異的な言語を使っているようです。
特に書くのが難しいようですね。
日本人にとっても誤字なく文法もしっかりとした文章を書けといわれたら
結構大変ですから、無理もありません。

一方、僕の周りで飛び交っているのはドイツ語がほとんどです。
それもスイス訛りのドイツ語とのこと。
スタンダードなドイツ語に比べて、少々フランス語の単語が混ざっていると言ってました。

僕との意思疎通は英語で行います。
僕がいるときは英語でしゃべってくれたりする親切な人たちです。
「そりゃあ彼らは英語が喋れるからだ」と思うでしょうが、
彼らでも英語が完璧という人ばかりではないようです。

頭の中でドイツ語を翻訳しながらゆっくり話しているようなそぶりだったり、
「これ英語でなんていうんだったっけ」というフレーズが会話によく挟まります。
ドイツ語が通じる仲間同士でも、一生懸命英語で話してくれているのをみると
なんとかドイツ語を覚えたいと思いますが、まあゆっくりと・・・。

僕が酔っ払ったときにたまにやってますが、
日本でもあやしい英語同士で会話してみてはいかが?

7月4日(金)
一週間経過
早いもので、スイスに来て最初の一週間が終わりそうです。
まあ大きなトラブルもなく、順調に暮らしています。

とりあえずここまでの感想だと、
「日本ほど便利ではないが、暮らすのには非常によい場所」です。
まあ物価が高かったりしますが・・・。
日本円に換算していると物が買えなくなります。

衣食住に分けて言うと、
今の服装は日本の真夏の格好です。
寮内ではTシャツに半パンでうろうろしてます。
ただ日が照らないと長袖がいるくらいに冷え込むので注意が必要です。

食事に関しては、
少々塩辛いことを除けば非常に美味しいです。
似たようなメニューが出てきますが、自炊生活でやはり似たような
メニューばかり作っていた僕には問題ありません。
でも魚とご飯と豚汁が食べたいなあ・・・。
水も水道水が飲用可能で、学生部屋の水より美味しいことを保障します。

住については前にも書きましたが、
外が暑いときでもひんやりと快適です。
広さ、設備とも申し分ありません。

一ヵ月後にこの評価がどう変わっているかお楽しみに・・・。

7月5日(土)
のみの市
今日は買い物のついでにのみの市に行ってきました。

デパートとスーパーで生活雑貨などを買った後、
市街地をふらふらと南下して湖半にある広場まで向かいます。

売っているものは日本ののみの市とほとんど変わりありませんが、
もっとアンティークな香りがします。
日本で売っているあやしい仏具や置物が、
陶器や食器と、やはりあやしい西洋風の置物などに化けた感じです。

昼過ぎに行ったので、市はもう後半戦のはずなのですが、
まだたくさんの人でにぎわってました。

現金をあまり持っていなかったので、しばらく品物を眺めて帰りましたが、
クラシックギターには惹かれたなあ。
スイスでも青空ビールwithギターをしようとたくらんでいます(−☆)

7月6日(日)
ひまひまひま
今日は午前中から雨が降ってました。

雨だと外に出る気しないし、
本は辞書と教科書しか持ってないし、
娯楽用品は置いてきたし、
ひまです。

午前中スカイプで通信などしてみましたが、
終わってもまだお昼。

仕方がないので昼寝しました。
時差ぼけがまだ完全に抜けていないのか、
こっちではよく眠くなります。
夜になっても明るいせいで体内時計がくるっている気もしますが・・・。
まあ逆に眠れないよりは幸せなのでOK!!

夕方は雨が上がったので、夕飯を買いに行きました。
週末は寮のご飯が出ないので、各自調達しないといけないのですが、
外食するとSUPER高いです。安い店で15CHF(1500円)くらいかな。

僕はもっぱらテイクアウトのケバブ屋に頼っています。
これだとお腹いっぱいの量+野菜もたっぷりで8CHFくらいなので満足です。
しかしながら、20CHFのデポジットを払うとキッチンの使用権(鍵)が手に入るらしいので、
こいつを手に入れて来週からは自炊しようと計画しています。

勤め先の身分証がとれたら電車の料金などが割引になる
なんちゃらパスが手に入るそうなので、
こいつを手に入れて週末はあちこち周ろうかなと考えています。
とりあえずの目的地は温泉地バーデン!!
こいつははずせません。

来週晴れてたらさっそく行こうかな。

7月7日(月)
不確かさのお勉強
二週間目が始まりました。

専門の話になりますが、
今日はひたすら測定の不確かさに関する論文を読み、
NIST(National Institute of Standards and Technology)のHPで
不確かさの勉強をしてました。

もともと論文ではISOの規格が引用されていたのですが、
規格を閲覧できるサイトを探しているうちにNISTにたどり着きました。
でもサイトを解読した結果、いつもの99.7% in 3σの話(統計のお話)
に落ち着いたので、あんまり賢くなった気はしなかったなあ。
しかし、見たことのない(忘れてる?)式もあったので、
探した甲斐がありました。

こちらでは計測の大家がいるとあって、不確かさに関する評価が
とても細かくなされています。
様々な誤差要因の最終的な測定結果への影響を
全て定量的に表すのは結構面倒くさい作業だと思いますが・・・。
特に機械の回転偏差に関する誤差要因が二つ三つ重なると、
絵を描いてもこんがらがります。

普段は大間違いがないようにシミュレーションなどでチェックしていますが、
大抵は「最大どの程度の誤差で、無視できるか否か」に注目するため、
誤差の確率分布なども考慮してきっちり数値化しているのはさすがだなと感じました。

論文の出版年を見ると、論文の一つは僕とほぼ同い年でした。
僕が生まれたときの論文(しかも英語の)で勉強して、その著者とコーヒーを飲みながら、
「週末は何したんだい?」などと話しているのは不思議な気分がします。

7月8日(火)
Einladung
今日は帰ると手紙が一通届いていました。
封筒には「Stadt Zurich」(チューリッヒ市)のスタンプが押してあります。
空けてみると中は当然ドイツ語・・・。
Einladung(通知)と書いてあります。

そういえば、「当局からそのうち手紙が来るよ」と言われた記憶がありますが、
開けて見たときは結構どきどきしました。
辞書を片手に解読すると、
8日以内に旅券と入学証明書と滞在期間証明書と手数料をもって来なさい
ということみたいです。

ネットで調べてみると、どうやら滞在許可証をもらうための手続きみたいですね。
今回は全て先方任せだったので、どのようなプロセスで半年間の滞在が許可されるのか、
まったく調べてませんでした。

ビザ、現地警察の滞在許可、日本公館への在留届が三種の神器のようですが、
明日問い合わせてみます。
不法滞在者になりませんように・・・。

7月9日(水)
Ich warte jetzt.
滞在許可証の手続きに関して、秘書さんの答えは
「ビザの通知と在学証明がいるんだけど、ビザを待つしかないわねえ」
でした。
ということなので待ちます。
必要なこともあろうと、在学証明を持ってきたのは正解でした。

ここのところデスクワークばかりなので腰がだるいです。
同じオフィスには2人の同僚がいるのですが、
どちらも黙々とパソコンをたたいています。
一人は解析、一人はソフトの改良・拡張をやっていて、
朝8:30すぎ〜夕方5:45までの間、ほぼ席を立たず、電話以外はほぼしゃべりません。
(昼食は学食まで食べに行きます。)
しかしながら、ピリピリしているような息苦しい雰囲気ではないのが不思議です。
日本の学生部屋から考えるとアンビリーバボーですが、
他の部屋もこんなもんやろか・・・。

僕もひたすら本と文献を読んでいるので無言なのですが、
腰のために、たまに立って散歩することにしました。
あんまりふらふらして、「身分証or学生証みせて」といわれると返答に困るので、
とりあえずは校舎の周りをぐるっと・・・。

なかなかいい感じです。

7月10日(木)
Ich schwamm in dem fluss.
今日は帰宅後に川で泳いできました。
帰るなり、泳ぎに行こうぜ!!と同僚が誘いにきたので、
とりあえず夕食を急いで食べて出かけました。
たしかに雲ひとつないいい天気です。

水泳場に着いたのは午後7時前ですが、
この間よりも多くの人がいました。水温が上がっているせいでしょう。
日本だとこの時間から川で泳いでいると、気が狂っていると思われるでしょうが、
こちらでは仕事帰りに一泳ぎというのが流行っているそうです。

事実、泳いでいると同僚がもう一人、彼女とともに泳いでいるのを発見。
一緒に来た同僚に、彼女はいないのか?と聞くと、
チューリッヒで彼女を持つと金がかかるんだ。と返されました。
たしかに、デートで洒落たレストランなどに行こうものならえらい費用がかかります。

帰ったのは8時過ぎですが、ほとんどの人はまだ残っていました。
暗くなる手前(今だと9時過ぎくらい)までにぎわっているのかな。

明日から週末にかけて天気が悪くなるということなので、
青空もしばらく見納めになりそうです。

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