河野大輔 研究活動の紹介
研究紹介
これまでの研究内容を紹介しています

計測融合型加工システムによる工具刃先運動の転写率の測定
 近年,光学関連部品や精密金型などの加工分野でサブミクロンオーダの形状精度が求められる場合が増加しています.
 本研究では切削加工による高能率のサブミクロン加工を目標として,刃先運動の転写を定量化し,加工誤差(転写の誤差)を補正することを目的としました.

本研究は科研費(特別研究員奨励費21・341)の研究助成を受けました.




接触剛性の解析に基づく工作機械マウントの設計論の構築
 工作機械を支持するマウントは工作機械の低周波数域の動特性に大きな影響を与えます.しかし,マウントの剛性や減衰がどのように決定されるかがわかっていないために,マウントの系統的な設計法についてはあまり考えられていませんでした.
 本研究では,接触部の剛性を考慮することで工作機械マウントの剛性を推測できることを示します.また,このことに基づいて,低周波数域の振動であるロッキング振動の固有振動数を調節できるマウントの設計論を構築することを目的としました.

本研究は科研費(若手研究(B) 24760104)並びにマザック財団の研究助成を受けました.

コンプライアンスの3次元測定システムを用いた工作機械の振動特性の評価法
 加工反力に対する工作機械の振動特性は工具ー工作物に加わる力と相対変位から求められるコンプライアンス(動剛性の逆数)によって決まります.このコンプライアンスは加工する位置や加工反力の方向・周波数によって変化するため,局所的にコンプライアンスが大きい(つまり動剛性が小さい)と,振動によって加工条件が制限されてしまいます.
 本研究では,周波数・方向・位置によって変化するコンプライアンスを俯瞰的に把握する方法を研究します.コンプライアンスを把握することで,振動に弱い周波数や方向などを避けて加工条件の設定やセットアップが行えるようになると期待できます.

本研究は科研費(若手研究(B) 26820021)並びにマザック財団の研究助成を受けました.