京都大学工学研究科マイクロエンジニアリング専攻
精密計測加工学研究室

金型加工のためのCCMシステム

従来の金型加工では,CAMシステムとNC工作機械の間の情報交換は常に上流から下流への一方向です. 本研究では,主に高硬度材の金型加工を対象として,CAMシステム,CNC制御装置,工作機械が一体となり, 相互に情報交換を行うシステム(CCMシステム)を開発しています.

従来の金型加工では,CAMシステムによる工程設計,加工経路生成に基づきNC工作機械を駆動し,加工を行います. 情報交換は常に上流(CAMシステム)から下流(工作機械)への一方向であり,熟練者の経験という形以外で加工状態を 工程設計にフィードバックする手段はありません.本研究では,主に高硬度材の金型加工を対象として, CAMシステム,CNC制御装置,工作機械が一体となり,相互に情報交換を行うシステム(CCMシステム,CAM-CNC-Machine tool)を開発しています. また,工程設計,加工条件の設定法,工具経路の生成法などCAMシステムにに関連する技術について研究しています.

CCMシステムの開発 CCMシステムの開発
リニアモータ駆動の高精密加工機をベースとして,CAMシステム,CNC制御装置,工作機械が一体となった CCMシステムを開発,高硬度材金型の磨きレス加工の評価を行っています(2005年4月)

切削関与角一定化工具経路生成法 切削関与角一定化工具経路生成法
逆オフセット法による等高線工具パスの問題点は,パス形状によって切削中の切削抵抗が変動することが避けられず, 工具倒れによる加工精度の悪化をもたらすことです.本研究では,等高線パスを幾何的に修正し, より高精度な仕上げ面形状を得るための工具経路生成法を提案しました(2005年3月).

トロコイド加工による危険領域の除去を基礎とした工程設計法 トロコイド加工による危険領域の除去を基礎とした工程設計法
高硬度材の金型加工を対象として,等高線工具パスを用いるときに生じる加工危険領域を, トロコイド加工を最大限に利用して除去する工程設計法を提案しました.(2004年3月)

金型加工における工具寿命に与える切削温度の影響 金型加工における工具寿命に与える切削温度の影響
金型加工を対象として,特に工具の切削温度と工具寿命の関係を実験的に調べ,工具寿命の予測と加工条件の設定に応用しました(2003年3月).

焼入れ金型加工のための工程設計システム 焼入れ金型加工のための工程設計システム
焼入れ金型加工のための工程設計法,送り速度最適化手法を基礎とした加工条件設定法,などを提案し,工程設計システムを開発しました(2001年3月).